プランニング能力獲得のための協調学習支援環境(<特集> 遠隔教育/一般)

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概要

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問題解決のためには,その問題個別の解決に必要な知識や概念だけでなく,問題解決の手順や方略,すなわち,問題解決のために「いつ」「どのような」種類の知識をどう使うべきかのプランニングを行える能力が必要である.実際,試行錯誤だけに頼る問題解決からは,新しい問題解決のための能力はなにも獲得されない.また,そうした問題解決の能力は演鐸的に導かれるものではなく,経験に基づいた汎化によって獲得されるものである.我々が提案しているシステムは,無意識に行われてきた問題解決のプランを明示的にし,さまざまな問題の中で分野知識やプランがどのように使われているかを比較させることで,このようなプランニング能力獲得の支援を行う.また,協調作業場を提供することにより,知識の理解とその使い方についてコミュニケーション可能な能力が獲得される.以上のことから協調学習の仕組みを取り入れることで,本来の学習を目指す.
2004-02-27

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