ディファレンシャル形マイクロストリップラインの平衡度と放射電界特性

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概要

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プリント基板上に形成したディファレンシャル形マイクロストリップラインの対地平衡度や放射エミッションついて検討をした。表面実装の貫通コンデンサとフェライトビーズを内蔵した3端子LC複合タイプの部品を使用し、プリント基板に片線だけ部品を実装することにより、不平衡状態を作り、平衡度と放射電界の関係を実験的に検討した。その結果、プリント基板上に形成した長さ25cmしかないディファレンシャル形マイクロストリップラインでも、放射電界が充分測定可能であり、平衡度と放射電界との相関も良好であることが明らかになった。また、ディファレンシャル形マイクロストリップラインからの放射電界は、マイクロストリップラインの長さが測定波長より短い場合、コモンモードループ電流で形成されるループを微少ループアンテナと見なした時の特性と同様な特性となった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-01-17

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