テラビット級スーパーネットワークにおけるカットスルー光パス方式の検討(セッションB-3)(<特集>アクティブネットワーク,IP-VPN,ネットワークセキュリティ,超高速ネットワーク,P2P通信及び一般)

概要

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次世代SP網(Service Provider Network)アーキテクチャは,広帯域かつ収容可能なユーザ拠点数をスケーラブルに増加できるよう設計する必要がある.我々はこれまで,フォトニック転送技術とIPv6転送技術を階層的に構成し,広帯域と拠点数のスケーラビリティを提供するテラビット級スーパーネットワークアーキテクチャを提案している.また,要素技術の一つとして,トラヒック変動に応じて動的に光パスを配置することで,通信品質の低下を防ぎネットワーク利用効率を高めるカットスルー光パス技術の検討を行っている.従来の検討では,カットスルー光パスをPE-R (Provider Edge Router)間に配置する方式を提案してきた.しかし,従来方式の場合,特定のPE-Rにトラヒックが集中した場合,設定可能なカットスルー光パス数が減少する.この問題を解決するため,本報告では,光パスをPE-R-E-PC-R (Electronic Provider Core Router)間に設定する方式を提案する.また,カットスルー光パスヘのトラヒック収容率を算出し,提案方式によって収容率が向上することを確認する.
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-09-12