タイムアウト後のduplicate ACK到着問題へのTCP改善提案(セッション5B : システム)(ユビキタスモバイルサービス)
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概要
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fast timeoutアルゴリズムは,移動通信網を含むTCPデータ通信でのハンドオーバーやARQ(Auto repeat request)未完了時に発生が想定されるタィムアウト後のduplicate ACK 到着に対して,fast recoveryアルゴリズムの適用を可能とする.しかし,再送タィムアウト(RTO:Retransmission TimeOut)により送信されたセグメントのロスに対しては,従来のTCPと同様に2度目のRTOが発生し,ウィンドウサイズを過剰に小さくしてしまう問題が発生する.そこで本橋では,RTOに伴い送信される再送セグメントのロス耐性を強化するloss retransmissionアルゴリズムを提案し,不要な2度目のタイムアウトを回避する.ns2を用いたシミュレーションにより,提案アルゴリズムの利用によって従来のTCPよりも効率的なデータ伝送が可能となることを明らかにする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-05-07
著者
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