衝撃緩衝原理特許の制御システムとしての理論的解釈 : その最適適用・設計に関する第一報
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概要
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故池田正彦氏が欧州5カ国、米国、日本にて取得した、防振機構に関する特許は、車輌の衝突時ならびに急制動時の乗客・乗員の安全性を画期的に向上する優れたものである。本原理特許は、最大衝撃力に達する時間が0.05-0.06秒、衝突過程が完了するに要する0.12-0.15秒以下という極めて短い時間内での衝突プロセスに対してリアルタイムかつコンカレントに作動する制御システムとして解釈することが可能である。本特許の理論的裏付けと最適適用・設計手法の開発が早急に行われる必要がある。車輌の空気懸架装置、工作機械における防振制御、コンピュータのディスクアクセス機構の制御系システム等々で実績のある最適制御システム設計の手法等々を援用して、本原理特許の最適適用・設計のための理論式と自動車交通事故における救命率の向上と致傷率の低減に関する戦略的最適適用ならびに設計手法を論ずる。
- 2002-10-15
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