UMLのuse case仕様の矛盾点の解決(ソフトウェア工学)
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概要
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UMLはOOSEからuse caseに関する欠陥を引き継いでいる.その欠陥とは,1) use caseクラスとオブジェクトの役割が通常のオブジェクト指向でのとらえ方と異なる,及び2) 理由なくuse caseの定義に反する規定を導入している,というものである.UML1.3版でuse case間の関係に関する仕様が改訂されたが,かえって混速度を増す結果を招いている.そこで,use caseの典型的な使用方法である,設計者がuse caseをシミュレートする状況を表す実世界モデルを構築し,これに基づきuse caseを通常のオブジェクトとしてモデル化する.このようにして構築されたuse case仕様により,UML/OOSEでは解くことができなかった矛盾が解決される.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-06-01
著者
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