PSTNに適用するハイブリッドVoIPアーキテクチャの提案(ネットワーク)
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概要
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PSTN (Public Switched Telephone Network)は,社会インフラとしての地位を確立しているが,ブロードバンド化が困難などの問題がある.一方,IPネットワークにおいてはVoIP (Voice over IP)によるIP電話が普及しつつあり,次世代の音声通話サービスとして期待されているが,PSTNの音声通話サービスを代替するまでには至っていない.本論文は,このような状況を踏まえ,PSTNを次世代化するための新たなVoIPのアーキテクチャ;ハイブリッドVoIPアーキテクチャを提案する.提案するアーキテクチャは,VoIP通信における信号とベアラを分離し,信号にはISDN (Integrated Services Digital Network)のQ.931プロトコルを,ベアラにはRTF (Real-Time Transport Protocol)によるIP通信を用いる.ユーザ側には,Q.931プロトコルをSIP (Session Initiation Protoco1)に変換し,ユーザのプライベートネットワークと接続するためのHybrid Gatewayを設ける.この構成により,PSTNと同等のセキュアな発着信と,IP技術よるブロードバンド通信サービスの展開を可能とする.本論文では,上記方式を提案し,その可能性と課題を論じる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-06-01
著者
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内田 直樹
東日本電信電話株式会社 研究開発センタ
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内田 直樹
日本電信電話株式会社nttサービスインテグレーション基盤研究所
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鈴木 康士
東日本電信電話株式会社研究開発センタ
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稲葉 徹
東日本電信電話株式会社研究開発センタ
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桜井 一也
東日本電信電話株式会社研究開発センタ
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