車載レーダにおけるマルチパスフェージング環境でのトレーニングパルスを用いた最大比合成法
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概要
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車載用レーダにおける路面反射マルチパス対策法として,上下方向に二つのアンテナを備えた空間ダイバーシチについて検討する.空間ダイバーシチとして最も高性能である最大比合成法が本来の性能を発揮するためには高精度なウェイト算出が課題である.本論文では,フェージングが発生したときに各アンテナから同期した直交信号をトレーニングパルスとして送信することで,強いフェージング状況下においても高精度に最大比合成ウェイトを推定可能とする方法を提案する.計算機シミュレーションにより通常のレーダ送受信信号から最大比合成ウェイトを求める場合に比較しトレーニングパルスを用いることで安定したダイバーシチ効果が得られることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-02-01
著者
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