出力電圧瞬時保持型複合回路(エネルギー技術関連)
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概要
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電力機器装置の高速・大容量化に伴い、商用電源瞬時停止等による電源装置の出力電圧瞬時低下はシステム断の重要障害となる恐れがあることから、一般的に電気二重層コンデンサ、鉛蓄電池、アルミ電解コンデンサなどを用い、出力電圧瞬時低下の防止を図っている。今回、電源装置の出力電圧瞬時低下防止用としてメンテナンス容易なアルミ電解コンデンサを用いた出力電圧瞬時保持型複合回路について報告する。前段にブーストコンバータ、後段にDC/DCコンバータを用いた複合回路において、前段のブーストコンバータで昇圧した電圧を、平滑コンデンサに印加し、この電圧で後段のDC/DCコンバータを動作させると同時に、出力電圧瞬時保持用コンデンサに定電流回路を介して定電流で充電する。本論文は定電流回路を付加した本複合回路と従来回路との回路比較、定電流回路、出力電圧瞬時保持用コンデンサ容量、本コンデンサの充電電流・充電電圧・放電電圧特性、出力電圧起動特性、出力電圧保持特性などについて検討して、電気的特性に優れ、小型化に最適な本複合回路について報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-07-15
著者
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山口 高広
株式会社三葉社製作所
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砂金 富保
株式会社三葉社製作所
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小林 直樹
株式会社三葉社製作所
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大塚 祐史
株式会社三葉社製作所
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畑本 義行
富士通アクセス株式会社
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田山 勝弘
富士通アクセス株式会社