日本の高校生の食物と栄養に関する知識を互いに関連づけて理解する力に関与する因子
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は, 高校生の食物と栄養に関する知識を互いに関連づけて理解する力, 栄養に関する基礎的知識, 献立の栄養評価力の相互関連性を明らかにすることである.調査対象は公立高等学校2校の生徒420名である.生徒の作成した概念地図を分析した結果, 家庭科における食物学習後に生徒の食物と栄養に関する知識を互いに関連づけて理解する力は向上していた.分散分析の結果, 食物と栄養に関する知識を互いに関連づけて理解する力, 栄養に関する基礎的知識, 献立の栄養評価力には関連のあることが明らかとなった.このことから, 献立の栄養評価力を育成するためには, 栄養に関する基礎的知識の定着を図り, 食物と栄養に関する知識を互いに関連づけて理解する力を高めることが重要と考えられる.また, 概念地図を作成した生徒の感想から, 食物と栄養に関する知識を互いに関連づけて理解するための学習ツールとしての概念地図法の有効性が示唆された.
- 社団法人日本家政学会の論文
- 2005-03-15
著者
関連論文
- 山形県内の小学校における食に関する指導の実態
- 3次元加速度と心拍数による子どもの日常生活におけるエネルギー消費量の推定
- 3次元加速度と心拍数による日常生活時のエネルギー消費量の推定
- 心拍数測定による日常生活の身体活動量推定法の検討
- 日本の高校生の食物と栄養に関する知識を互いに関連づけて理解する力に関与する因子
- 日本の高校生の食物と栄養に関する知識を互いに関連づけて理解する力に関与する因子
- 日本の高校生の食物と栄養に関する知識,調理技術,健康的な食生活の実践に対する自己効力感,食行動の相互関連性
- アメリカの子育て世代における食事マナーの伝達