信号因子と誤差因子からなる二元配置データの比例式に基づく2乗和の分解
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概要
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誤差因子Nと信号因子Mからなる繰り返しのない二次元配置データにおいて,N_i, M_jでの特性値y_<ij>=βM_jとなることが理想の状況を考える.このとき品質工学では従来,全2乗和をS_r=S_β+S_<N×β>+S_eと分解してる.ここでは,右辺第3項のS_eを全データに共通する非比例性成分S_<M×β>とN間での非比例性効果の違いを表す成分S_<N×M×β>に分解することを提案し,各2乗和が意味する線形モデルを示す.また,データ行列Y=(y_<ij>)の特異値分解が,モデルの構築や診断に果たす役割を述べる.数値例によりこれらの分解の有効性を示す.
- 社団法人日本品質管理学会の論文
- 1995-01-15
著者
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