野生化したニジマスと天然イワナの釣られやすさの比較
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概要
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釣られやすさの種間差を明らかにすることは,天然個体群保全や放流指針策定において重要である。本研究では,野生化したニジマスと天然のイワナが生息する自然河川において餌釣りとフライフィッシングを行い,釣られやすさの種間差を比較した。その結果,餌釣りではイワナの方がニジマスよりも釣られやすかったが,逆にフライフィッシングではニジマスの方がイワナよりも釣られやすかった。放流直後のニジマスは非常に釣られやすいと考えられてきたが,自然水域に馴化した個体や再生産された個体では,釣られにくくなることが示唆された。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2004-05-15
著者
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坪井 潤一
北海道大学大学院水産科学研究科
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坪井 潤一
北大 大学院水産科学研究科
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森田 健太郎
東京大学海洋研究所
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森田 健太郎
東京大学海洋研究所:(現)(独)水産総合研究センター北海道区水産研究所
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