富山湾の砂浜域砕波帯周辺におけるアユ仔魚の出現,体長分布と生息場所の変化
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概要
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富山湾奥部の砂浜海岸の砕波帯では,アユ仔魚は10〜1月(盛期は11月)に出現し,その平均標準体長は10月に12.1±1.8mm,11月に18.3±3.0mm,12月に22.0±4.9mmおよび1月に23.3±2.7mmであった。砕波帯の沖側に隣接する水深4m以浅の浅海域では平均標準体長36.1±3.8mmの大型仔魚が1〜2月に採集された。水中観察では11〜3月にかけて砕波帯およびそれに隣接する浅海域において仔魚の群れが確認された。富山湾では10〜12月まで砕波帯を中心に生息していたアユ仔魚は,仔魚の成長や水温の低下などに伴い,2月頃までにはその沖側に隣接する浅海域へ主な生息場を移すものと考えられた。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2002-03-15
著者
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