日本海能登半島近海産ホッコクアカエビの海深別の分布と移動
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
産卵期と幼生ふ出期およびその間の海深別の採集個体の年齢群を解析することにより, ホッコクアカエビの着底以降の海深別の分布と移動を調べ, これまでに得られた知見と合わせて本種の生活史を明らかにした。本種は浮遊幼生期を経て着底後, 成長にしたがって海深の深い方へ移動する。海深400-600mが交尾・産卵海域で, 主群は雄では3,4,5歳, 雌では6,8,10歳である。3-4月に産卵した抱卵個体は, 約10ヶ月の抱卵期間後の1-2月に海深200-300mに移動して幼生ふ出をおこなう。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2000-11-15
著者
関連論文
- 日本海能登半島近海産ホッコクアカエビの群構造と性転換 : 日本海能登半島近海産ホッコクアカエビの資源管理技術に関する研究-IV
- 日本海能登半島近海産ホッコクアカエビの海深別の分布と移動
- 日本海能登半島近海産ホッコクアカエビの繁殖生態
- 日本海能登半島近海産ホッコクアカエビの成長