日本海能登半島近海産ホッコクアカエビの成長
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概要
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卓越年級群の頭胸甲長組成の追跡および産卵周期の解明によって本種の成長を実証的に明らかとした。本種の多くは5歳から6歳の間で雄から雌に性転換する。雌期では, 隔年で3回以上の産卵をおこない, 7歳で初めての幼生ふ出をおこなうことから, 寿命は11歳以上と推定された。この結果は, 従来の知見よりも成長は遅く, 寿命は長い。成長式としてl_t=34.15[1-exp{-0.252(t+0.016)}]を得た。ただし, l_tは年齢tの頭胸甲長(mm)である。日本海は本種の分布の最南端に位置するが, 成長は世界的にみて最も遅い。これは生息場が日本海固有水の影響を受けるためである。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 1999-11-15
著者
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