標識放流から推定される太平洋岸におけるマルソウダの回遊
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概要
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高知県水産試験場が1970年から1994年に実施した17回, 12,925尾のマルソウダの標識放流結果から日本の太平洋岸における回遊について推定した。本種は冬季から春季は大きな移動はせず, 潮岬以南の海域で滞留したのち, 水温の上昇と共に夏期には, 房総半島以北まで北上する。秋期になると水温の低下と共に, 潮岬以南の海域へ南下する。標識放流結果から推定される回遊は, 漁況および体長頻度分布から推定された回遊についての報告と一致した。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 1999-11-15