左肺癌縦隔リンパ節郭清法の問題点 : 縦隔最終リンパ節からみた両側縦隔郭清の意義
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概要
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目的.左非小細胞肺癌N2症例を縦隔郭清の方清の違いによる予後の差を検討した。方法.完全切除された非小細胞肺癌N2症例を縦隔最終リンパ節(上縦隔上部リンパ節、気管傍リンパ節、気管前リンパ節、大動脈傍リンパ節)への転移のあるHigh level N2 群とそれらに転移のないLowleveIN2群に分けた。それぞれの群において、左肺癌で両側縦隔リンパ節郭清を行ったBilateral群,側方開胸での標準郭清を行ったStandard群、右肺癌Right群で、予後を比較検討した。結果.High level N2群では郭清法による予後の差はなかった。Low level N2群では,5生率は60.6% (Bilateral群)、17.6% (Standard群)、55.0% (Right群)で、Standard群で有意に予後が悪かった。結論.Low levelN2群ではStandard群の予後が悪かったが、気管周囲の郭清が行われていないため、High level N2群やN3症例が含まれていた可能性がある。両側縦隔リンパ節郭清に診断的意義だけでなく、治療的意義があるか否かは今後の検討が必要である。(肺癌.2003:43:121-124)
- 日本肺癌学会の論文
- 2003-04-20
著者
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小川 伸郎
神奈川県立循環器呼吸器病センター外科
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伊藤 秀幸
国立国際医療センター戸山病院 呼吸器外科
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森田 敬知
独立行政法人災害医療センター 呼吸器外科
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石和 直樹
神奈川県立循環器呼吸器病センター呼吸器外科
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佐藤 達夫
東京医科歯科大学
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森田 敬知
国療中野病院外科
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矢野 真
武蔵野赤十字病院呼吸器外科
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矢野 真
武蔵野赤十字病院
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小川 伸郎
国立療養所中野病院外科
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小川 伸郎
神奈川県立循環器呼吸器病センター
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森田 敬知
国立国際医療センター呼吸器外科
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伊藤 秀幸
国際医療センター呼吸器外科
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石川 直樹
神奈川県立循環器呼吸器病センター呼吸器外科
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置脇 英人
国立国際医療センター呼吸器外科
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森田 敬知
国立国際医療センター
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佐藤 達夫
東京医科歯科大学大学院機能解剖学
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矢野 真
武蔵野赤十字病院 呼吸器外科
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小川 伸郎
神奈川県立こども医療センター病理科:(現)横浜市立港湾病院外科
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伊藤 秀幸
国立国際医療センター呼吸器外科
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