聨成共鳴器の固有振動數に就て
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概要
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著者等は母音の發生機構に關する研究を企圖しているが、從來母音に關する研究の中で、口腔並びにその他の附屬管腔を一つの聨成共鳴器と考へて、母音の有する音響學的諸性質を解明せんとした試みもあるが、未だその機構を十分明かにするに至つていない。依つて聨成共鳴器の物理學的諸性質を一層明らかにせん為、最初其の固有振動數を測定した。實驗には眞鍮圓[タウ]聨成共鳴器を用ひ、眞空管唸發振器により、音の振動數を連續的に変化し、聽覺により共鳴點を決定し固有振動數を求めた。これはその結果の一部である。
- 1943-07-28
著者
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時實 利彦
東京帝國大學醫學部生理學教室坂本研究室
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勝木 保次
東京医科歯科大学:国立岡崎生理学研究所名誉教授:日本学士院会員
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勝木 保次
東京帝大醫學部生理學教室
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時實 利彦
東京帝大醫學部生理學教室