抗癌化学療法にて, 4年間完全寛解を維持している胸部X線正常の重複肺癌の一例
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概要
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症例は77才男性.肺癌検診にて胸部X線は正常であったが, 喀痰細胞診で扁平上皮癌を疑われ, 昭和55年1月本院へ入院した.喫煙係数900.気管支鏡で左上幹に表層浸潤, 左B8に結節状腫瘤を認め, 生検は共に扁平上皮癌であった.家族が手術を拒否したため.同年3月よりペプロマイシン20mg/週, カルボコン6mg/週を4週間投与した.その後の気管支鏡検査で腫瘤は消失し, CRと判定した.6ヵ月毎に気管支鏡検査を行っているが, 再発なく4年3ヵ月後の現在.完全寛解を維持している.
- 1985-04-30
著者
-
松井 薫
大阪府立羽曵野病院第2内科
-
酒井 直道
大阪府立羽曳野病院第2内科
-
根来 俊一
大阪府立羽曳野病院第2内科
-
福岡 正博
大阪府立羽曳野病院第2内科
-
劉 震永
大阪府立羽曳野病院第2内科
-
玉井 精雄
大阪府立羽曳野病院
-
森野 英男
大阪府立羽曳野病院
-
松井 薫
大阪府立呼吸器アレルギー医療センター
-
根来 俊一
大阪府立羽曳野病院
-
赤土 洋三
大阪府医師会臨床検査センター
-
川井 一男
大阪府医師会細胞診管理委員会
-
赤土 洋三
大阪府医師会臨床検査センター細胞診断科
-
川井 一男
大阪府医師会臨床検査センター細胞診断科
-
玉井 精雄
大阪肺癌検診研究会
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