肺癌患者のLAK(Lymphokine-activated killer)細胞誘導における基礎的検討
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概要
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原発性肺癌患者30例の末梢血よりLAK細胞を誘導し, in vitroにおける培養条件を検討し, 以下の結論を得た.recombinant interleukin 2(rIL-2)の至適濃度は, TGP-3で2u/ml, S-6820で200u/mlであり, 至適培養日数は4〜6日であり, その抗腫瘍活性は既治療患者においても有意に増強した.rIL-2とrIFNγの併用における抗腫瘍活性の増強はみられなかったが, 抗CD3抗体との併用により, 抗腫瘍活性を維持したLAK細胞数の増加がみられた.また, 抗癌剤添加によるLAK細胞誘導への影響はみられなかった.LAK細胞のphenotypeでは, Leu 2,3,4,11の有意な上昇がみられた.
- 日本肺癌学会の論文
- 1990-06-20
著者
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