1.肺癌の免疫電気泳動(第1報 : 第32回支部活動 : 九州支部

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概要

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原発性肺癌13例と転移性肺癌4例の血漿蛋白の免疫電気泳動と定量を行なった.免疫電気泳動ではPrealb,Albが早期に減少,a_1AG,a_1AT,GC,Cp,Hp,Hx,Fibrino-genおよび分解産物の増加がみられたが,a_2HSは原発性肺癌で減少がみられた.a_2M,β_1Aは進行例で増加し,Tfは減少傾向を示し,IgG,IgA,IgMは進行例で増加がみられた.蛋白の変化は早期例ではA/b,α、g1obu1in領域にみられるが,進行するにつれて,α_2,β,γGlobulin領域へ広がった。機能別にみると,急性活動性物質,特にα1AG,α1AT,Cp,Hp,Hx,F1brinogenおよび分解産物が増加,α望Mは進行例で増加を示すが,α。HSは減少した.輸送系蛋白のA1b,P.e.1bは早くより減少,Tfは進行例で減少,血清抗体IgG,IgAヨIgMは進行例で増加した.免疫電気泳動は肺癌の病態把握の一助になると思われる.
日本肺癌学会の論文
1973-12-25

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