肺がんにおける気管支鏡下気管分岐部リンパ節穿刺細胞診について
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概要
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肺癌の根治手術の可能性を知るため気管分岐部リンパ節転移の有無は重要な示標である。この領域は従来,縦隔鏡が役割を果してきたが,われわれは肺癌の診断に全麻下気管支鏡による病巣擦過細胞診を行なっているので,同時に気管分岐部リソバ節の穿刺吸引細胞診を行ない転移の有無を検討した。52例中23.1%の陽性率で,分岐部開大高度のもの,未分化型肺癌,下葉発生の肺癌に多い傾向がある。穿刺細胞診で陽性であったもので切除されたものは1例で,陰性で切除されたものは18例で,他は手術不能例であった。
- 日本肺癌学会の論文
- 1971-03-31
著者
-
三浦 重人
愛知県がんセンター乳腺外科
-
西村 穣
愛知県がんセンター内科
-
唐沢 和夫
愛知県がんセンター胸部外科
-
岡田 慶夫
愛知県がんセンター病院第2外科
-
赤嶺 安貞
愛知県がんセンター病院外科第2部
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沢田 勤也
愛知県がんセンター
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唐沢 和夫
愛知県がんセンター病院胸部外科部
-
赤嶺 安貞
愛知県がんセンター外科第2部
-
心川 一誠
愛知県がんセンター内科第2部
-
唐沢 和夫
愛知県がんセンター病院外科第2部
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