有限要素法によるバイオリン表板の振動解析
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概要
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有限要素法を用いてバイオリン表板の振動解析を行う。バイオリンの板の解析をワークステーションで行うために、いわゆる薄板近似を導入したプログラムを開発した。これまで、重要とされてきたバイオリン表板の振動モード、固有周波数の低い順から、第1、第2、及び、第5番目のモードは平板の最も基本的な三つのモードに対応することが示される。次に、クラドニ法と有限要素法を用いて、バイオリン板の弾性定数を非破壊的に測定する方法を示す。最後に、板の調整のための削りが各モードの固有周波数にどう影響するかについて検討した結果を述べる。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1993-07-01
著者
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