有限要素法・境界要素法を用いた弾性平面板による反射音場の数値解析

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概要

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本論文では、定常状態における弾性平面板による反射音場を、有限要素法及び境界要素法を用いて解析する方法について述べ、更に本解析法における板振動に対する音響負荷の取扱いについて検討を行った。その結果、放射音圧を振動方程式に逐次代入する方法により、損失係数が大きい場合には、共振点近傍でも音響負荷を評価できる可能性が示された。数値計算結果からは、板の弾性振動の影響により、板の共振点近傍に反射波のピーク及びディップが現れるだけでなく、共振点近傍以外でも弾性振動の影響が数dBになる場合が見られた。また、板の諸定数(ヤング率、密度、厚さ、損失係数)の変化による影響を明らかにした。
社団法人日本音響学会の論文
1992-11-01

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