出力情報のフィードバックを有するLVQ-HMM音韻認識システム
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概要
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本論文では出力情報のフィードバックを有するLVQ-HMM音韻認識システムについて報告する。本システムは、基本的には、Kohonen mapの一種であるLVQと時系列記憶機能を有するHMMより成り、LVQないしはHMM出力より得られる入力音韻の類別に関する確率分布情報を入力側にフィードバックすることにより、その認識性能の改善を図ろうとするものである。本システムの性能評価を目的として、成人男性1名の発声した多数の単語音声を使用し、フィードバック情報としてはLVQ出力情報とHMM出力情報の2種類を用いて音韻認識実験を行ったところ、出力情報のフィードバックのない場合に比べて認識率が改善されることが明らかとなり、出力情報のフィードバックの有効性が確認された。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1992-11-01
著者
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