日本語文音声のプロミネンス生成規則の作成と評価
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概要
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聞き易い任意日本語文音声を合成する上で重要と考えられる「プロミネス」と呼ばれる文中の局所的強調を実現する規則を自然音声の韻律的特徴の解析に基づき作成し、規則合成システムに組み込んだ。プロミネンス生成規則は、基本周波数、パワー、及び時間構造(音素及びポーズ持続時間)の制御規則から構成されている。更にプロミネンス生成規則によるプロミネンス表現能力を評価する目的で、規則合成音声を用いた聴取評価実験を行った。その結果、平均プロミネンス正聴率は、76.9%であり、自然音声に対する平均プロミネンス正聴率(79.9%)との間で有意差は認められないことより(有意水準5%)規則の有効性が確認された。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1991-06-01
著者
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