液状電磁トランスジューサの送波特性
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概要
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磁界中に導電性の液体を置き、これに電流を通ずれば流体中に圧力を生じ、流体の運動は起電力を生ずる。この原理を海洋音響トランスジューサに適用した。すなわち、矩形ダクトの一対の対向内壁に電極板を設け、これと垂直に外部から磁界を与える。この研究ではダクト内部に食塩水を封入し、送波器としての実験を行い、音響ポートの一つが音圧開放された場合、及び閉塞された場合の二様について、送波特性を測定した。10kHzから100kHzに至る周波数帯の実験結果を、トランスジューサの等価回路から導き出した理論値と比較して、ほぼ満足すべき結果を得た。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1990-07-01
著者
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