液状電磁トランスジューサの受波特性
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概要
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磁界中に導電性の流体を置き、これに電流を通ずれば流体中に圧力を生じ、流体の運動は起電力を生ずる。この原理を海洋音響トランスジューサに適用した。すなわち、方形ダクトの一対の対向内壁に電極板を設けこれと垂直に外部から磁界を与える。この研究ではダクト内部に食塩水を封入し、受波器としての実験を行い、音響ポートの一つが音圧開放された場合、閉塞された場合媒質に対して開口された場合の三様について音圧感度を測定した。3kHzから100kHzに至る周波数帯の実験結果をトランスジューサの等価回路から導き出した理論値と比較して満足すべき結果を得た。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1989-03-31
著者
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