肺癌増加の疫学的観察
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概要
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主要国における肺癌死亡率の年次的動向を検討したところ,全年齢ではすべての国において上昇傾向にあるが,年齢別にみると,日本以外の多くの国においては若年層で低下している.罹患統計では長期観察が困難であるが,イギリスなどにおいて同様の現象がみられ,肺癌発生が若年層から減少過程に入ったものと考えられる.また,わが国の肺癌死亡率,その増加率の県別観察により,死亡率の地域格差が納小しつつあることが知られた.
- 日本肺癌学会の論文
- 1982-06-30
著者
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