勃起障害及びその治療に関する一般市民意識調査

元データ 2001-11-20 社団法人日本泌尿器科学会

概要

(目的)われわれはEDが生活にもたらす影響やEDに関する受療行動とその阻害要因等について明らかにするため,一般市民に対してアンケート調査を実施した.(対象と方法)2000年4月,全国の30〜79歳の既婚男女を対象に郵送でアンケートを実施し,男性2,034人(回収率37%),女性1,820人(同38%)より回答を得た.(結果)男性回答者のうち29.9%がEDであることを自覚しており,また女性回答者のうち夫のEDを認識している割合は30.1%であった.これらの男女では,性交回数の減少や性生活に対する満足度が低く,EDの男性では23.6%が,またEDの夫を持つ女性の16%が夫婦生活に影響をもたらしていると答えている.しかし,これらED男性のうち医療機関に相談した者はわずか4.8%であった.このように医療機関を訪れない理由をみると「日常生活にさほど影響がない」「困ったことがない」「セックスに関心がない」などの回答が多くを占め,また受療阻害要因として「恥ずかしい」「どこの病院に行ったらよいかわからない」「費用が高い」などが多かった.最後に,EDに対する保険適用については「制限つきで保険適用すべき」を含め,男女ともに80%以上がED治療に対し何らかの保険適用をすべきと考えていることが判った.(結論)EDはかなりの頻度で認められたが,適切な治療を受けている者はわずか4.8%であった.一方,80%以上の男女がED治療に保険を適用すべきと考えていることが判明した.

著者

石井 延久 東邦大学医学部泌尿器科学講座
岩本 晃明 聖マリアンナ医科大
石井 延久 東邦大学医学部泌尿器科
石井 延久 東邦大学 医学部泌尿器科
石井 延久 福島労災病院
石井 延久 東邦大学医学部
白井 將文 博慈会記念総合病院泌尿器科
滝本 至得 日本大学医学部泌尿器科学講座
白井 将文 東邦大学医学部泌尿器科学
滝本 至得 日本大学医学部泌尿器科
石井 延久 東邦大学 医学部泌尿器科学第一講座
滝本 至得 日本大学医学部泌尿器科学系
石井 延久 東邦大学医学部泌尿器科学
岩本 晃明 聖マリアンナ医大泌尿器科
白井 将文 東邦大学医学部

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