腎盂内圧の測定とその臨床的意義 : 着色液を利用したPressure-flow studyとその成績
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概要
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上部尿路の通過障害の程度を判定するために,新しく考案した着色液を利用したPressure-flow study法で腎孟内圧を測定した。方法は腎瘻より着色液を注入しつつ(注入速度3.5〜10mml/min)連続的に腎孟内圧を測定し,一方で膀胱に留置したカテーテルから着色液の排出を持つ,着色液が排出されたら,その時の腎孟内圧をチエックする。通過障害の程度の判定は内圧の変化と圧により3つのパターンに分類した。1)低圧で着色液の通過を見るもの,2)高圧で着色液の通過を見るもの,3)着色液の通過を見ないか,あるいは非常に高圧で通過を見るものである。着色液を利用したPressure-flow study法による腎孟内圧測定は従来の造影剤を利用した方法と比べ,はるかに簡便であり,広い臨床的応用が期待される。
- 1982-07-20
著者
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