学習成績の伸びを加味した評価
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概要
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生徒個々の年間における学習成績の伸びを計量化して,学年末に行う学年評価にそれを加味する方法を提案した.学習成績の伸びによる得点は,標準得点のテスト回数への回帰直線の勾配にテスト回数の整数倍を乗ずることによって算出した.その結果,この値はテスト回数と無関係で,常に一定の範囲の値であることが明らかになった.また,学習成績の伸びによる得点と生徒の年間平均素得点の相関はほとんどOに近く,さらに伸びによる得点を加算した総得点は100点を越えないことがデータ処理の結果から判明した.
- 日本教育工学会の論文
- 1983-04-20