授業過程の分節化を活用した教師の授業認知の分析
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概要
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本研究の目的は, 教職経験や教材経験の異なる教師を対象に, 授業過程の分節化を活用した調査を行うことによって, 教師の授業認知を比較検討することにある.現職教員と大学生の計5名に対し, 小学校2年算数科のある授業記録(VTR)を分節化する作業を課した.つぎに, 分節化の意図などについてインタビューを行った.これらの調査における発言記録を分析対象とし, 分析には各教師による発言の要旨を整理する方法と, 筆者が作成した9つの観点によって分析する方法を併用した.その結果, 教職経験や教材経験の豊富な教師ほど, 授業過程を構成している離れた分節や, 分節を集めた分節群を関係づけて認知していることが明らかになった.
- 日本教育工学会の論文
- 2001-08-20
著者
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