湖山池の地質環境と地史的変遷
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概要
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海跡湖である湖山池の地学的な環境と, 形成過程について述べた。湖山池は更新統の湯山砂層によって鳥取湾入部から分断されて成立した。更新統以降の湖山池が海岸砂丘の消長と関連して現状にいたった経過を湖底地形, 試錘資料, 人類遺跡の分布などから検討し, 完新世以降の湖山池の変遷についてを論じた。6000-5000-年前の縄文海進期には2m程度の湖面上昇, 2500-1800年前の弥生期には湖面低下があった。試錘資料などから湖山池は北から直接に日本海に流出していたものと思考される。
- 1993-03-29
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