西南日本の下部白亜系有田層の堆積環境と二枚貝化石群
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概要
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堆積相解析により, 海進期の下部白亜系有田層は4つの堆積相, 上部〜中部外浜, 下部外浜, 内側陸棚, 外側陸棚相に分けられる.一方, 豊富に産出する二枚貝化石は3つの化石群, Pterotrigonia pocilliformis, Nanonavis yokoyamai, Periploma (?) monobensis化石群で構成され, それぞれ下部外浜, 内側陸棚, 外側陸棚の堆積相と対応する.これらの二枚貝化石群を, 自生的な産状や合弁個体に注目して堆積相と比較することによって, 二枚貝化石の生息環境が推定される.
- 日本地質学会の論文
- 1999-09-15
著者
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小松 俊文
熊本大学大学院自然科学研究所
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小松 俊文
Department Of Earth And Planetary Science Graduate School Of Science Kyoto University
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