ラットの顎運動を伴う日常行動の筋電図学的研究
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概要
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Daily behaviors accompanied with jaw movements were investigated on the EMG patterns of both masseter muscles in rats. Nine wistar white rats, males weighing from 400 to 500 g, were used. Monopolar electrodes of the stainless steel wires coated with Teflon^[○!R](a diameter of 50μ) were placed subcutaneously on the left and right masseter muscles and led to a connector pedestal on the rat's head. A ground electrode of a bare stainless steel wire (a diameter of 200 μ) was placed subcutaneously near a connector pedestal. The connector pedestal was attached to the skull with the dental cement. Activities of both masseter muscles were recorded on a data recorder for 24 hours per experiment. This experiment was conducted with freely-moving rats on solid food and water. Correspondence of EMG pattern with the behavior was confirmed by the practical observation of the behavior and by recording the sound of biting a solid food. The summary of the results is as follows. 1. Both masseter muscles showed characteristic EMG patterns at feeding, drinking and grooming. 2. Both masseter muscles often generated characteristic EMG patterns even with the rat at rest. 3. Total time of feeding, drinking and grooming each per day was an hour and forty four minutes, fifteen minutes and eighteen seconds, and seven hours and four minutes on the average, respectively. 4. Feeding, drinking and grooming behaviors took place mainly in the night and showed circadian rhythm in which the period of activity was prolonged at night. 5. Increase in time of feeding in the night was caused by repeated feeding with a short duration. 6. Chewing with chewing strokes of sixteen times and less accounted for more than seventy per cent of all chewing series. 7. Feeding, drinking and grooming behaviors were accompanied with rhythmical jaw movement. Cycles of the chewing, drinking and three kinds of grooming were 5.1, 6.6, and 4.0, 5.1 and 10.4Hz, respectively. 8. Durations of EMG bursts in the chewing strokes were shortened and intervals were prolonged in the latter half of a series of feeding behavior. 9. In grooming, EMG activities of left and right masseter muscles responding to head rotation to left or right increased on lpsilateral side and decreased on contralateral side. From these results, it is supposed that daily behaviors accompanied with jaw movements are interpreted by EMG patterns of both masseter muscles in rats.
- 九州歯科学会の論文
- 1990-10-25
著者
-
平川 輝行
九州歯科大学生理学講座
-
中原 敏
九歯大・生理
-
原 巌
九歯大・生理
-
原 巌
九州歯科大学口腔外科学第一講座
-
中村 修一
九州歯科大学生理学講座
-
本田 栄子
九州歯科大学歯生理
-
中村 修一
九州歯科大学 生理学 講座
-
中原 敏
九州歯科大学生理学講座
-
平川 輝行
九州保健福祉大学保健科学部生理学教室
-
原 巌
九州歯科大学口腔外科学第1講座
-
中原 敏
九州歯科大学生理学教室
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