P-6 唾液中におけるAg-Pd-Cu-Au系合金の腐食挙動
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概要
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組織構造の異なる歯科用市販Ag-Pd-Cu-Au合金、Ag-8wt.%Cu合金及びAu-50wt.%Cu合金を耳下腺唾液に浸漬し、成分元素の溶出量を測定するとともに表面状態を透過電顕観察及びX線分析で調べた。その結果、浸漬24時間の唾液中の成分元素の溶出量は同一合金においても組織構造の違いにより顕著な差があることがわかった。また、市販Ag-Pd-Cu-Au合金のCu溶出量は浸漬時間の増加とともに減少し、合金表面は水酸化アパタイト(HAp)の針状結晶で覆われていることがわかった。
- 日本歯科理工学会の論文
- 1990-10-01
著者
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