PN-4 新しい多目的歯科接着性レジン「インパーバデュアル/ボンドシステム」の開発
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概要
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本研究は、新規開発のインパーバデュアル/ボンドシステムを用い、歯質に対するレジンセメント又はCRインレー、陶材、金合金、パラジウム合金、Ni-Cr合金等の各種間接修復材料の接着に関する統括的かつ基礎的検索をすることを目的として行われた。象牙質に対するレジンセメントの剪断接着強さの結果より、インパーバデュアル(インパーバボンド併用)は酸エッチング処理なしの象牙質に強力に接着(20Mpa)し、従来システム[国産品A(2液ボンド併用)=3.9Mpa]の5倍の値を示した。さらに、象牙質と金合金の剪断接着強さは27.0Mpaを示し、デュアルキュアと化学重合の両硬化方式において同等の強力な接着性が明らかとなった。
- 日本歯科理工学会の論文
- 1993-03-15
著者
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池村 邦夫
株式会社 松風 研究開発部
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池村 邦夫
(株)松風・研究開発
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紅露 良明
株式会社 松風 研究開発部
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紅露 良明
(株)松風・研究開発部
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青木 真一郎
(株)松風・研究開発部
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鳥居 啓介
(株)松風・研究開発部
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立所 久明
(株)松風・研究開発部
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寺前 充司
(株)松風・研究開発部
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寺前 充司
株式会社松風研究開発部
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寺前 充司
(株)松風
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