P-28 チタン鋳造体における鋳造欠陥の成因について
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概要
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チタン鋳造体表層の凹状の鋳造欠陥の成因について検討した.この凹状の欠陥は埋没材とチタンとが反応し, その際に発生する反応生成物によってできるものとした.リン酸塩系埋没材では鋳型の加熱により生成するリン酸マグネシウムや耐火材のシリカがチタンにより還元され, それぞれマグネシウムおよびシリカを生成する.スピネル系埋没材ではスピネルが高温で分解され, マグネシウムを生成する.これらの反応生成物が鋳造体に凹状の欠陥を生成することが分った.
- 日本歯科理工学会の論文
- 1993-03-15
著者
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大川 成剛
新大・歯・理工
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中野 周二
新大・歯・理工
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宮川 修
新大・歯・理工
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小林 正義
新大・EMX室
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本間 ヒロ
新大院・医歯・生体材料
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渡辺 孝一
新大・歯・理工
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塩川 延洋
新大・歯・理工
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本間 ヒロ
新大・歯・理工
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