鋳造床用リン酸塩系埋没材に対する急速加熱法の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
3種類の市販リン酸塩系埋没材を用いて鋳造床製作への急速加熱の適用を試みた.その結果, 市販の急速加熱型埋没材だけでなく従来型でも適用が可能なことが判明したが, 一方, 急速加熱時に鋳型内温度が110℃付近で破裂する従来型埋没材もあることが確認された.鋳型の破裂原因として圧縮強さは関連性が薄く, 走査電子顕微鏡による観察で鋳型内が多孔でありガス排出がスムーズである場合に成功することが示唆された.また, 爆発した埋没材は他の埋没材に比べて結合材の配合量が少ないことが認められたので, その粉末中にNH_4H_2PO_4を増量して鋳型を作製したところ, 急速加熱に対応可能になった.以上のことから, リングレス鋳型の急速加熱では鋳型内部の構造が大きな影響を与えるものと考えられた.
- 2002-01-25
著者
関連論文
- P-86 コンピュータ支援による補綴物の自動製作に関する研究 : (第22報)新計測システムによる模型データの再現(コンピュータ支援・その他)
- コンピュータ支援による補綴物の自動製作に関する研究 : (第21報)新計測システムによる模型の解析
- コンピュータ支援による補綴物の自動製作に関する研究 : (第16報)切削加工したセラミックスの表面処理
- 鋳造床用リン酸塩系埋没材に対する急速加熱法の検討
- 非金属合金の短時間鋳造に関する研究 (第2報)市販床用リン酸塩系埋没材の検討
- P-42 CAD/CAMを用いたセラミックブリッジ : 支台歯位置の違いによる適合性への影響(CAD/CAM,第51回日本歯科理工学会学術講演会)
- P-20 CAD/CAMを用いたセラミックブリッジ : 各種ブリッジ形態による適合性(CAD/CAM, 第49回日本歯科理工学会学術講演会)
- P-19 歯列模型のデジタル化 : 三軸制御による計測方法の改善(CAD/CAM, 第49回日本歯科理工学会学術講演会)
- コンピュータ支援による補綴物の自動製作に関する研究(第22報) : 加工方法によるセラミックスの強度変化
- コンピュータ支援による補綴物の自動製作に関する研究 : (第20報)CCDカメラを用いた計測システム
- コンピュータ支援による補綴物の自動製作に関する研究 : (第19報)新しいセラミック加工材の機械的性質
- コンピュータ支援による補綴物の自動製作に関する研究(第18報) : チタン切削加工による工具の耐久性
- コンピューター支援による補綴物の自動製作に関する研究(第17報) : 切削加工によるチタンの物性変化
- コンピューター支援による補綴物の自動製作に関する研究 (第15報) - チタン製コーピングの製作 -
- ペースト・ペーストタイプの新しいリン酸塩系埋没材の試作
- アンモニアフリーのリン酸塩系埋没材に関する研究 : 鋳造体の表面性状
- アンモニアフリーのリン酸塩系埋没材に関する研究 - 第一リン酸マグネシウム溶液の検討 -
- 鋳造床製作用リングレス鋳型のヒートショックについて
- P-10 最近の歯冠用コンポジットレジンの特性
- B-3 非貴金属合金の短時間鋳造に関する研究 : (第1報)鋳造床への適用
- コンピュータを用いた歯科補綴物の製作法の開発
- 鋳造床製作におけるリン酸塩系埋没材の急速加熱に関する研究
- コンピュータ支援による補綴物の自動製作に関する研究 (第14報) インレーの適合精度
- 試作シリカ基リン酸塩系埋没材によるチタン鋳造
- 試作結合材を用いた埋没材の検討
- 急速加熱に適したリン酸塩系埋没材の特性について
- コンピュータ支援による補綴物の自動整作に関する研究 (第13報) チタンクラウンの適合精度
- コンピュータ支援による補綴物の自動整作に関する研究 (第12報) 切削加工におけるセラミック材料の検討