年金制度に対するマルチエージェントモデリング(1) : 基本設計
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概要
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年金間題は、高齢期の貧困問題につながる。国民年金保険料の未納という間題を1つとっても、その行動の背後には人の意識と環境が関係するため、実世界に即した形でシミュレーションを行うには、多種多様な要因を処理できる物理的環境が必要になる。本稿では、年金保険料未納間題の検討のために用いるマルチエージェントシミュレーションモデルのモデリングについて述べた。具体的には、ER (Entity/Relationship)ダイアグラムによって保険料の未納の背後にある諸要因を人の意識面と環境面から整理しそして、それらを処理するために必要なモデルの基本設計図を提示した。加えて、エージェントに組み込む多様なパラメータのうちの1つである労働移動を政府統計から検討した。
- 関西大学の論文
- 2004-09-30
著者
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