フラーヴィオ・ロペス・デ・オニャーテの「法の安定性」論(一)
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概要
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若くしてこの世を去ったイタリアの法哲学者、フラーヴィオ・ロペス・デ・オニャーテ(Flavio Lopez de Onate 1912-1944)は、その「法の安定性」論によって、現代イタリア法哲学史上に独特の位置をしめている。天逝する二年前、すなわち彼三〇才のときにあらわした主著「法の安定性」(La certezza del diritto 1942)は、その思惟の特異性によって、大いなる成功をはくすとともに、そのごの法の安定性をめぐる論議・展開の契機をなすものである。本稿は、主としてこの「法の安定性」を中心に、彼の法思想の一端を解きあかそうとするものである。
- 1972-01-20
著者
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