森林表土を用いて吹付緑化した林道切土法面における植生の動態について(<特集>第36回大会)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
林道の切土法面に, 森林表土を利用した吹付緑化試験を行った。3区分の森林からそれぞれ表土を採取して発芽試験を行い, 吹付施工のための表土を採取する森林を決定した。施工後植生の変化を調査した結果, 表土吹付法面に出現する種は発芽試験結果を反映せず, 対照区と比較して被覆率は劣った。また, 帰化草本は早期に出現したが, 在来草本及び木本類の出現は1年以上かかった。
- 日本緑化工学会の論文
- 2005-08-31
著者
-
下園 寿秋
鹿児島県森林技術総合センター
-
前迫 俊一
鹿児島県林業試験場
-
前迫 俊一
鹿児島県北薩地域振興局
-
上野 敏夫
鹿児島県環境保護課
-
中屋 雅喜
鹿児島県北薩地域振興局
-
下園 寿秋
鹿児島県林業試験場
-
中屋 雅喜
鹿児島県森林保全課
関連論文
- シカが生息する地域での森林土壌を吹付けた林道切土法面の緑化
- 奄美大島における地域性種苗を植栽した林道切土法面の緑化
- 酸性雨等森林被害モニタリング第1期における九州地区の特徴
- 切土法面における種子を配合しない吹付けについて(第37回大会)
- つる植物による既設モルタル法面の緑化(第38回大会)
- 森林表土を用いて吹付緑化した林道切土法面における植生の動態について(第36回大会)
- 九州全域の再造林放棄地における侵食・崩壊および植生回復阻害の状況評価
- 九州本島における再造林放棄地の発生率とその空間分布