ティエラを基にしたリソース保存システムにおけるディジタル生物の進化(進化的計算)
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概要
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本論文では、人工生命モデル「ティエラ」を基にした進化システムを提案する。このシステムでは、自己複製プログラムの基本リソースが保存されている。そのため、生物はシステムにあるリソースを再利用することで自己複製を続けることができる。また我々は、異なるリソースを利用する、2種類の先祖種を作成して実験に用いた。その結果、両種には食物関係に似た相互作用が見られ、安定して共存を維持した。また、それらは捕食関係を通して、互いに適応する進化が見られた。さらに、単純複製体を追加した実験結果から、本モデルでは種の多様性が失われず安定したシステムであることが示された。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-03-09
著者
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鈴木 秀明
Atrネットワーク情報学研究所:(現)情報通信研究機構未来ict研究センター
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松崎 周一
会津大学大学院コンビュータ理工学研究科
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小佐野 峰忠
会津大学大学院コンビュータ理工学研究科
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松崎 周一
会津大学大学院コンビュータ理工学研究科:(現)室蘭工業大学生命ソフトラボラトリー
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