パソコンLANと語学教育について
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概要
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筆者が過去数年間にわたって女子短大の英語科および工科系大学と文科系大学の教養課程でそれぞれ試行錯誤的に実践してきたコンピュータ利用の語学教育の概要を報告する.また,そうした経験に基づいて,従来のアナログソース主体のLLがディジタル・ソースのみから構成されるパソコンLANベースの語学教育システム(仮にFDLLと呼ぶ)に置き換えられる必然性を論じる.FDLLシステムを導入する主な利点は,(1)連続画像・音声データのランダムアクセス化による教師・学習者双方の物理的・精神的負担の軽減(2)データ互換性の実現による視聴覚教材とテキスト教材の使用環境を含めた一元化,などである.また,LAN(基本的にはpeer-to-peer)を構築することにより,教師と学習者間のみならず学習者相互のT2言語によるコミュニケーションを促進することが可能になる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-05-27
著者
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