ヨーロッパの通信戦略と標準化への取り組み
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概要
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日米欧は,21世紀の基幹産業の一つに成長すると見られているマルチメディア産業への取り組みを強化している.マルチメディアへの取り組みについては,各種のアプローチがあるが,関連産業の国際競争力の違いを背景に,日米欧のアプローチは微妙に異なるようである.米国では,コンピュータソフト産業や通信サービス産業が中心となっている.日本では,家電産業が先行していたが,米国に刺激され情報通信インフラ整備の重要性が急にクローズアップされている.一方,欧州は,広帯域通信技術の開発とともに,遠隔医療技術,分散オフィス環境実現技術,遠隔学習技術の開発などマルチメディア技術を利用するアプリケーション開発に力を入れている.本稿では,通信産業がマルチメディア産業振興の核となる可能性が日米より高い欧州の通信産業発展戦略と標準化推進方策を概説する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-18
著者
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