直交計画法を用いた最適化法とその性能比較評価
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概要
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実数を変数とした連続な目的関数を最小化する関数最適化問題を考えている.我々は,現在点を繰り返し更新していくことによって準最適な解に到達する反復法の1種であり,2水準直交計画により現在点の近傍点を選択して目的関数値を求め,各変数の+方向と-方向の優劣を判定,その結果を総合して改善方向を定めて現在点を更新するODLSを提案している.このままでは多峰性の目的関数に対応できないため,異なる近傍サイズを利用し,さらに解が悪化する方向への現在点更新を許可することによってローカルミニマムを脱出可能としたODLSを新たに実装した.このODLSを代表的ベンチマーク問題に適用し,SAと比較してはるかに良い性能が得られることを確認した.しかし,タンパク質立体構造予測への適用実験では,平均してSAの方がODLSよりも良い性能を示した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-03-03
著者
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