文字の特徴抽出にあいまいさを取り入れた手書き数字認識(<特集>ファジィ画像情報処理)

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概要

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文字認識の手法として、従来、ファジィ理論を用いた構造的パターンの考え方に基づいて文字認識システムが構築されてきた。この基本的な考え方は、数字パターンをいくつかの部分パターンに分割し、抽出された部分パターンをあらかじめ決められた基本要素のいずれに該当するかを識別し、いくつかの基本要素により入力パターンの構造を記述するものであった。しかし、この手法では部分パターンの分割方法によって認識率が、著しく変動してしまう。そこで、本論文では部分パターンの分割により認識率が大きく変動しないように、オンラインで入力を行い1画ごとに連続的な基本ストロークを決め、これにあいまいさを取り入れたパターンの特徴抽出を行っている。本手法の認識システムでは、部分パターンの方向に関する時間的変化から特徴抽出を行う。認識率が良く、従来方法のように特徴点でパターンを分割していた時には認識できなかった文字もかなり認識できるようになっている。
日本知能情報ファジィ学会の論文
1994-10-15

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