エキスパートシステムにおけるあいまい性の取扱いに関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
エキスパートシステムを構築する場合に、あいまいな知識やデータの取扱いが避けられないという認識に基づいて、各所でファジィエキスパートシステム構築支援ツールの研究開発が進められている。しかし、これらツールでは、複数の知識表現、複数のあいまい性の取扱い、開発環境の充実、推論エンジンの柔軟性の確保、知識獲得の改善などが課題となっている。これらの課題を解決するため、知識表現、推論方法の観点から第3章のファジィプロダクションシステム、第4章のファジィフレームシステムに関する研究を、開発環境の観点から第5章の開発環境に関する研究を、知識獲得の観点から第6章のプロダクションルールの結合演算子の自動チューニングに関する研究を行なった。この研究によって、エキスパートシステムの構築に際して、統一的なユーザインタフェースと、より自然な形での知識表現や推論を実現することが可能となった。
- 日本知能情報ファジィ学会の論文
- 1994-08-15
著者
関連論文
- Fuzzy Self-Organizing Mapを用いた適応的ルール抽出と他方式との比較
- 林 勲・古橋 武 編著, ソフトコンピューティングシリーズ(6)「ファジィ・ニューラルネットワーク」, 出版社, 朝倉書店, 発行, 1996年5月, A5判, 208頁, 4,017円
- エキスパートシステムにおけるあいまい性の取扱いに関する研究
- FUZZ-IEEE'93 報告