橋梁診断における知識獲得手法とエキスパートシステムの開発に関する研究
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概要
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本研究は, 土木工学において重要な課題となっている橋梁診断エキスパートシステムの構築手法の提案を目的としたものである.論文内容は, 1)第2章:知識の獲得手法, 2)第3章:推論構造の構築手法, 3)第4章:知識の更新手法に関する基礎的研究と, これらの研究成果に基づいた, 4)第5章:橋梁診断を目的としたプロトタイプシステムの開発, 5)第6章:橋梁診断におけるエキスパートシステムの信頼性向上, 6)第7章:橋梁維持管理支援システム(BMS)の開発に関する応用研究により厚生されている.本研究では, ファジィ理論とニューラルネットワークを融合した推論機構を提案するシステムに搭載することで, 従来のエキスパートシステムにおいて問題となっていた多段階ファジィ推論における「あいまいさの爆発」を解消している.さらに, ニューラルネットワークにおける双方向連想記憶を利用することで, 教師データに基づいて強力な自己学習を実行できるシステムの構築を可能としている.
- 日本知能情報ファジィ学会の論文
- 1998-10-15